おみくじマシンの設計製作について
「阿蘇カラクリ研究所と言ったらおみくじマシン、おみくじマシンと言ったら阿蘇カラクリ研究所」と言われて久しいです。久しいけれど、それは自分用ばかりで、客へ渡ったマシンは12年で2台しかありません。(2019年6月現在)
問い合わせは多いです。何も宣伝してないのに年に5回は必ず問い合わせがあります。が、お客さんの構想はポヤッとしてるし、こちらもオーダーメイド専門店だから「これが幾ら」とハッキリ出せる資料がありません。
結局ポヤッとしたまま話が消えて十余年、延べ50件はビジネスチャンスを逃した実感があります。
そこで「ある程度ユニット化して価格と構造の見える化を図ろう」という事で色んなモノをピンポイントで作ってきました。まずそれを聞いて下さい。

おみくじマシンに必要な動作は三つあります。
一つはマシンにお金が投入されたら指定の動画(ギミック)をズレなきタイミングで発動する事。二つ目は動画再生(ギミック)が終わったら市販のおみくじを間違いなく払い出す事。三つ目はマシンの状況を分かりやすくお知らせする事です。
これに応える一つとして動画再生基板デモビーを作りました。接点入力の組み合わせで指定の動画がパッと流せます。



二つ目はおみくじ払い出し機構、それもユニット化しました。
最初は既存の払い出し機を購入しようと思ってましたが神社仏閣で自動おみくじ販売機を調査すると払い出し確率が極めて悪い。失敗の原因はおみくじサイズのバラツキで、なんと製造方法は手折りでした。試しに市販のおみくじを1000枚買ったところ確かにマシン化するには難ありのバラツキで現在の切り出し方式では難しいように感じました。
「100%はダメでも、ほぼ100%払い出す方法がないものか?」
実験を重ねWリボルバー式払い出しユニットを開発しました。



神社仏閣に話を聞くと鉄の部品が錆びて段々確率が悪くなるとの事だったので部品は全てステンレスにしました。こういうところにカネを惜しまないのがアソカラ品質です。
これで実験を行い新品おみくじ300枚連続払い出しに成功しました。
尚、アソカラ品質だからダメなところも書きます。
おみくじは帯をほどいて解放すると湿気を吸って段々膨らんできます。溝幅が3mmなのでそれ以上膨らんだら落ちません。(溝幅を広くすると倒れる)この対策としてセットする時にギュッと折り目を付けます。少し面倒臭いけど出ないよりマシです。

三つ目は状態表示です。
今までの自販機はお金を入れて良いものか迷わせる表示ばかりでした。小さいLEDがポヤッと光ったって見えやしません。よって流れるLED文字盤で現在の状態を熱烈表示。(お好きな文字列を指定できます)



更にコインブロッカーを標準装備。投入OKの時しかコインを受け付けません。



更に更に「外国人にも分かりやすい表示にしたい」という要望を受け、状態表示を色分けしました。赤がアラーム発生中、青はコイン投入可、黄はおみくじ抽選中、緑はおみくじ払い出しです。これを日本語(音声)英語(字幕)中国語(字幕)で動画説明する事で分かりやすさに磨きをかけました。





さあ、これにてモニター型おみくじマシン(標準形)の完成です。



任意の動画が流れた後、おみくじを払い出します。
価格は以下の通りです。

ハード製作費:40万円
ソフト制作費:6万円〜
 *ハードは写真のモノを基本形とする
 *動画の雛型変更、アニメ追加、弊社による動画撮影は別途
 *搬送費・出張費は別途
 *金額は全て税別


映像には雛型があり(雛型はこちらの動画をご覧ください)、それに沿った動画を提供頂けますならソフトの代金は6万円で終了です。つまり46万円(税別)でオリジナルおみくじマシンが手に入ります。
高いと言わないで下さい。これはユニット化したからこそ実現できた金額で、この金額でやるところは多分ないと思います。
尚、サンプルマシンを作りましたのでまずは実機で遊んで頂く事も可能です。是非お問い合わせ下さい。

おみくじの購入先に関しましてはネットに色々転がってますのでお好きなところをチョイス下さい。制限事項としましては3X62mmの溝にスポッと入ればOKです。(入らない場合は切ればいい)
尚、今入ってるおみくじが分かるよう看板も標準装備してます。A4で出力・パウチ処理され、マジックテープで貼って下さい。





完全オリジナル文言によるオリジナルおみくじ制作も承ります。汎用品じゃ満足できない場合ご相談下さい。高くつくけど果てしなく自由です。

初期投資回収の計算ですが一般的なおみくじの金額は1枚10円です。おもしろ系おみくじや多言語おみくじだと25円ぐらいです。これを1枚100円で売りますので、まぁ電気代と準備の手間を差し引いたとして1回60円の利益が出るとします。セットできる枚数は59枚なので、毎日それを売り切ったとすれば一日3540円の利益。マシン代が凡そ50万円だから回収までは142日、半年以下で初期投資を回収できる計算です。
むろん、これは皮算用ですが人が押し寄せる環境なら余裕で回収可能な数字だと思います。どうぞご自分の環境に置き換えられ想像してみてください。


さあ、これから先はこだわりオプションになります。


「外装をオシャレにしたい!」
「動画にアニメを入れたい!」

その要望、応えたいけど私は絵心皆無なのでイラストが必要な時は専属イラストレーターくまみねに依頼します。



くまみね氏はSNSで引っ張りだこの売れっ子イラストレーターです。彼は20年来ウチの食客なので彼に丸投げします。価格は8万円〜になります。
もちろん自分でステッカーを作ってバンバン貼って頂いてもOKです。そのためにシンプルで無機質なデザインにしてます。


「オリジナルのギミックを動画と連動させたい!」
「マジかっこいいロボットも動かしたい!」

ギミックを語り出したらキリがなく、どんどんお金がかかります。が、その気持ち、誰よりよく分かるのが阿蘇カラクリ研究所です。阿蘇カラクリ研究所はマジメな仕事で稼いだカネを惜しみなくギミックに投資、何度も潰れそうになった会社です。この道は追えば追うほどドツボにハマってさあ大変、よって過去の事例を踏まえ、
「このギミックでこれぐらいかかりました、それでもやりますか?」
後ろ向きな提案を行います。
過去に事例があるという事は新規でやるより安いという事で、この提案で衝撃受けたらオリジナルギミックは捨てた方が無難です。
参考までに市販のロボット2体とリニアモーターに乗ったリス、これを動画と連動させた事例を紹介します。



これ、好評でしたが、このギミックを実現するのに別途60万かかってます。ギミックとはそういうもので更に装飾代もかかります。

その他、阿蘇カラクリ研究所はオーダーメイド専門店なので要望は全て聞きます。
「マシン高さはこれぐらいでキャスター付きの架台も作って」
「この隙間に入るように仕上げ、且つ固定して」
「おみくじ切れをスマホに知らせて」
「マシンをウチの看板にしたいからマシン全体を光らせて」
聞きます。その要望全て聞きます。が、それを実現するのに全てお金がかかります。お金がかかるという事を知って頂いた上で好き勝手な事をジャンジャン言って下さい。

最後になりましたが、このページが叩き台になってお客様の夢が実現する事を心よりお祈り申し上げます。ご相談はこちらからお願い致します。


番外編:利益度外視おみくじギミック追及史

四面おみくじロボット(2010年製作)
思い付きでコレを作ったのが全ての始まりです。若気の至りです。



ファイブスターおみくじマシン(2011年製作)
ファイブスターがド派手に昭和歌謡で占います。



世界最速黒人占いマシン(2012年製作)
作った本人も意味不明です。勢いでバッと占います。



デュエットロボ・ドラマチック占い(2012年製作)
ドラマの名場面に乗せてアナタの今を占います。




飛び出す占いマシーンver.2(2013年製作)
意味不明と言われた世界最速黒人占いマシンを改造しました。



フィーバーナマクビ(2013年製作)
パチンコ台(フィーバーパワフル)を模した占いマシンです。



アソカラスイッチ(2014年製作)
名刺におみくじスタンプを押すという斬新なおみくじマシンです。



アソカラスイッチver.2(2015年製作)
ピタゴラスイッチの音楽はダメと言われ私の歌に替えました。



ロボダッピ占い(2015年製作)
二人でボタンを押して相性占いをするマシンです。



元気だ熊本おみくじマシーン(2016年製作)
熊本地震の募金箱として作りました。好評でした。



ダイナマイトおみくじ(2017年製作)
ダイナマイトスイッチでおみくじやります。


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